新着情報リスト
いくせいかい倶楽部がスタート
2017年4月19日
参加自由! いくせいかい倶楽部がスタート
春らしい陽気の3月10日、門司赤煉瓦プレイスのギャラリー&カフェ「ジラソーレ」(門司区大里)で北九州市育成会のサロン活動「いくせいかい倶楽部」が幕を開けました。
「いくせいかい倶楽部」は、参加自由です。カフェでお茶を楽しみながら気軽に語り合い、会員同士の関係性を深め、会員でない方とも出会ってつながっていく場所です。
当日は初回にもかかわらず29人が参加し、まず自己紹介。その後、6テーブルに分かれて思い思いにおしゃべりとランチを楽しみました。日々の子どもの生活やその中での困り感など、話すことがあり過ぎて時間が足りない程でした。また、ランチの野菜サンドは、野菜ソムリエプロデュースのメニューだけにとても美味しく、カフェの柔らかな雰囲気と相俟って心癒される時間となりました。こうして集いおしゃべりすることが、育成会親の会として何より大切なことと感じました。同じ立場だからこそできる共感や地域に密着した情報の共有、さらに子育ての経験談やアドバイスなどを先輩会員から聞くことができる「いくせいかい倶楽部」の今後の活動が期待されます。
「いくせいかい倶楽部」は、会員が参加できる時に自由に参加する活動です。会員でない方も大歓迎です。是非、お誘いください。
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「手をつなぐ」購読のおすすめ
元気の出る情報・交流誌「手をつなぐ」購読のおすすめ
全国手をつなぐ育成会連合会が毎月発行している機関誌が「手をつなぐ」です。知的障害等の障害のある人の暮らしに関する問題や福祉施策の最新情報、全国各地育成会の先進的な取り組み、著名人によるエッセイなど役に立つ記事満載です。
全国手をつなぐ育成会連合会の賛助会員になると、毎月「手をつなぐ」をお届けします。皆さま、ぜひ賛助会員になってください。
○賛助会員の年会費・・・3,900円
※全国手をつなぐ育成会連合会に直接申込み配送を受ける場合は、4,100円
○申込み問い合わせ・・・北九州市手をつなぐ育成会(親の会)
電話884-1510 ファックス884-1509
なお、年会費のうち1会員50円は、国内における地震、風水害等の甚大な被害を受けた育成会会員に対する災害見舞金として、災害支援基金に積み立てます。
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親亡き後を考える学習会
北九州市手をつなぐ育成会ペアレントスクール
親亡き後を考える学習会
3月15日、ウェルとばた多目的ホールに於いて、河原一雅氏(ひびき法律事務所 弁護士)を講師に迎え、「親亡き後のために 子に何を遺すべきか 」をテーマにペアレントスクールを開催しました。当日は126人の参加がありましたが、参加者が等しく抱えるテーマでもあり関心の高さが伺えました。
河原氏は、「今のところ、親亡き後を安心して託せる制度はないので、親が亡くなる前にいろいろな準備をすることが大切であるという視点で話をします」と前置きをして講演を始めました。
まず、親亡き後様々な課題はあるが、「お金」に関する課題は大きく、「どの程度、子に残せるのか?また残す必要があるのか?」を考える時に、まず親の生活の実態把握とともに、老後の資金計画・収支見通しについても把握することが必須である。さらに障害のある子のキャッシュフロー(お金の流れ)を考えることも大切。特に中・軽度の知的障害者の場合は、本人が自由に活動できることもあり、収入に対して支出の割合が大きくなりがちで、そのマイナスをどう補填するのか。加えて、生活力向上のための訓練も必要である。
次に、成年後見制度の問題点について。障害者を擁護するための制度ではあるが、現在は財産管理に重きが置かれており、本人の障害特性の理解等への配慮が充分であるとは言えない。また制度の理念として「自己決定権の尊重」が挙げられるが、現状は家族や支援者の意向が重視され、本人の意思に配慮した支援提供は厳しい状況である。しかし今後は「どのような障害があろうとも、人にはみな意思がある」ことを認識し、本人の意思を引き出すような支援が重要であり、親亡き後を考える親が率先して行わなければならない。
最後に、親亡き後の本人の生活を支えるには、本人を中心として多くの支援者がネットワークをもち、情報交換を行い、安心した地域生活を送るための支援体制づくりが望まれる。個々の家庭のニーズ調査や専門的な見守り体制の構築等の行政が果たすべき役割も指摘して講演を終えました。
参加者から、福祉信託について、支援体制づくりに親の会はどのように参画すればよいのか、親として何をすればよいのか、成年後見人をどのタイミングでつければよいのか等の質問がありました。
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