育成会について

委員会活動紹介

北九州市手をつなぐ育成会が令和4年度に再編した「広める」「託す」「暮らす」の3つの委員会の、2年目の活動を紹介します。委員会活動はいつからでも参加できます。

 

「広める」啓発委員会

 

 「広める」啓発委員会は月1回の定例会と「ちゃちゃ隊」の活動を主に行っています。

 「ちゃちゃ隊」による啓発キャラバン活動も徐々に依頼が増えていて、令和5年度は11回の活動がありました。実際に参加した方が内容に共感し新たな依頼につながるなどで、活動に広がりを見せています。この広がりが障害のある人達への理解や配慮の輪となると信じて今後も続けていこうと思います。

 定例会は情報交換や近況報告などざっくばらんな内容ですが、年を経るにつれ子どもの事以外に親の介護や自身の体調や健康なども話題に(痛いとか見えないとか…)。それでも会って話をすることで良い気晴らしになり互いに元気をもらっています。 

 

 

「託す」高齢化委員会


 「親なきあと」「兄弟姉妹なきあと」を誰に、どこに、どのように「託す」のか、私たちにとっての大問題です。課題の①お金に関すること、②生活の場の確保、③日常困った時のフォローについて学習し、話し合いました。高齢化に対応している施設の見学や、介護保険への移行についての学習会も実施しました。その中で、「託す」ことについての共通する課題(成年後見制度、介護保険への移行等)が見えるとともに、個人の具体的な事柄については個々で当たらざるを得ないことに思い至りました。これからは共通する課題について学習を深め、運動へ繋ぐとともに、個々への相談支援の体制作りが大変重要だと思います。  

 

 

「暮らす」住まいと暮らしの委員会

 令和5年度の「暮らす」委員会の活動では暮らしの場を考える学習会を3回実施しました。講師には障害のある子どもや兄弟を持つ方々にお願いし、障害者家族として境遇や立場は違いますが、今後の暮らし方を考える学習会となりました。また3ヶ所の施設見学も実施し入所やグループホームの施設の違いなど今後の子どもたちの選択肢を考える機会となりました。委員会ではいろいろな情報を得て活発な意見も交わし、暮らしの場への理解はかなり深まりました。通所等の日中の場、生活の場の充実があってこそ豊かな暮らしが送れることを学び、それには障害者を中心に置いた支援者(職員、相談支援員、ヘルパー、家族等)の理解や支援の充実が何よりも大切だと改めて実感しました。

 

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委員会活動の紹介

育成会の委員会活動に参加しませんか

昨年度再編した「広める」「託す」「暮らす」の3つの委員会と広報委員会が、活発に活動しています。

     多くの方の参加をお待ちします。

 

「広める」啓発委員会

 啓発委員会は、知的・発達障害者への理解を深め、「障害がある人もない人も生きやすい社会」を目指して活動しています。数年に亘り市へ要望を続けていた選挙における配慮も、昨年度「選挙支援カード」が導入され、一歩前進しました。体験を通じ障害のある人への理解や対応を知ってもらうことを目的とした、啓発キャラバン(ちゃちゃ隊)もコロナが落ち着き、市民センターや企業研修等の公演依頼が格段に増えてきました。毎月の定例会では気楽な雰囲気で情報交換ななどもしています。興味のある方は事務局までお問い合わせ下さい。

          

「託す」高齢化委員会

                                                       

 私たちはいずれ誰かに、どこかに、家族を託さなくてはなりません。絶対の安心は無い中、本人を取り巻く環境(制度や人的資源など)をできるかぎり整えてやることしかできません。委員会ではこれから「親亡きあと」の課題、①お金に関すること②生活の場の確保③日常困った時のフォローについて、順に学習していこうと思っています。9月委員会にまず①のお金に関するわからないこと、聞きたいことなど出しあって、検討、学習につなぎます。それぞれの「託す」準備の一歩を踏み出しましょう!当委員会へはいつでもどうぞご参加ください。 

 

 

「暮らす」住まいと暮らしの委員会

                                                       

 「暮らす」委員会では、グループホームを中心に暮らしの場の学習会や施設見学を実施しています。1回目は小学校教諭で支援学級の担任をされていた横田一子さんの、入所している弟さんの支援や看取りまでの話、2回目は育成会(親の会)事務局長の木村由美子さんの娘さんのグループホーム入居までの経緯や暮らしの話、3回目は門司障害者地域活動センター長の右田章さんの入所しているお兄さんの事や、門司活での後見人への対応の話、4回目は9月25日に、西南女学院大学教授の岡田和敏さんの同居している弟さんの暮らしの話をお聞きする予定です。立場の違う方々の体験談は生活の場を考える親たちにとってとても参考になっています。

 

広報委員会

 主に三役会が担当して、毎月第1月曜日に企画、編集会議を開き、充実した紙面づくりを試みています。広報紙等の編集に興味のある方、ぜひお待ちしています。

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第45回 総会

進めよう! 安心して生活できる環境づくり

 

第45回 総会を開催

 

 北九州市手をつなぐ育成会の第45回総会が、6月9日(金)ウェルとばた多目的ホールにおいて開催されました。

 当日の参加者50名と委任状378名(合計428名)で、全会員数650名の過半数を超え総会は成立しました。

 冒頭、服部栄子会長は「会員の誰もが無理なく、でも少し頑張るという気持ちで、皆さんと共に力を合わせて活動できれば  と思います」と挨拶しました。

 続いて、武藤朋美北九州市保健福祉局長(代理 西尾典弘障害福祉部長)、小松啓子法人育成会理事長が祝辞を述べました。

 議案審査では、議長に選出された岩橋由美子氏(門司区在住)の進行のもと①令和4年度活動報告案、②決算案、③監査報  告、④令和5年度活動計画案、⑤予算案の議案の説明後、一括審議、採決の結果、賛成多数で全て承認されました。

 新型コロナウイルス感染症は5月8日から5類感染症へと移行しました。現状も見極めながらではありますが、ウィズコロナの時代がますます進み、以前のような活動に戻していくこととなります。

 令和5年度の活動計画には、啓発キャラバンちゃちゃ隊の活動の活性化、親の会運動の要である国や市への要望活動、青春大学校やわいわい広場も感染予防に努めながら実施していくことなどが挙げられました。

 また、令和6年(2024年)に迎える、北九州市手をつなぐ育成会(親の会)結成60周年に向けて準備を進めていくことも確認しました。

「障害があっても地域で当たり前に生活ができる」ことを願い続けて、今後も親の会ならではの運動を共に進めていきましょう。

 なお、総会に先立ち、北九州市障害者基幹相談支援センターの山田貴広センター長と村上未衣副センター長より、「北九州市障害者基幹相談支援センターの役割について」をテーマに、その役割と今後の具体的な方針について説明がありました。

 

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わいわい広場 模擬投票

「わいわい広場」/模擬投票で選挙投票の流れを体験

 

  自由に集いわいわい交流する育成会(親の会)の当事者活動「わいわい広場」は、コロナ禍で長く休止していましたが、この3月25日、北九州市ゆるキャラ総選挙の「模擬投票を体験しよう」を計画してウェルとばたで活動を再開。当事者15人、親(家族)支援者15人が参加しました。

 はじめに、市の選挙課から投票の手順の説明があり、今日は練習する日です、まちがってもいいですよ、とのアドバイスも。市のご当地キャラクター(めいすいくん、スナQ、ていたん、モモマルくん)を候補者に見立てた選挙公報も配られました。さっそく、一人ずつ受付で投票用紙を受け取り、自分で選んだ候補者名を記入し、投票箱に入れました。(支援者が近くで見守る人もいました。)因に記載台と投票箱は、実際に選挙で使われているものです。結果は、「選挙のめいすいくん」が最多得票5票で当選しました。

 緊張した、大丈夫だった、など参加者の声が聞かれるなか、選挙課は、意外に簡単です、選挙に行くようにして下さい、と呼びかけていました。

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わかりやすい選挙投票の説明会

大切な一票を投じるために’

役員会/「わかりやすい選挙投票について」説明を聞く

 3月8日、北九州市手をつなぐ育成会第12回役員会において、北九州市行政委員会事務局選挙課中原課長より、「知的障害のある人たちにわかりやすい選挙投票」について次のような説明を聞きました。

 「投票所に来る人は、何らかの意思表示をしに来ると考えます。極力有効票にしようと努めています。」と強調。具体的には、候補者名の記入に際しては、①すべて平仮名で書く②同姓同名がいなければ、姓のみ名前のみ書く③投票用紙の裏に書く④姓名の読み方が違う、または一部だけ書いてある。これらはすべて有効票となります。また、投票所に、選挙公報の投票したい候補者に印を付けたり、切り抜いたり、候補者名をメモ用紙に書いて持って行く事も可能。文字での意思表示が困難であれば、選挙支援カードを利用して代理投票を申し出ることもできます。

 以上により、高いと感じていた選挙のハードルが思ったより低かった、というのが率直な感想です。

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