育成会について

ペアレントスクール

「親亡き後のライフプランと金銭管理」をテーマに学習

 

 

 平成28年3月23日(水)にウエルとばた多目的ホールで、ペアレントスクールが開催されました。今年度は講師に社会福祉法人大阪府障害者福祉事業団の鹿野佐代子氏を招き、「知的障害者の親亡き後のライフプランと金銭管理」をテーマに学習しました。鹿野氏は施設職員として働きながら、平成15年にファイナンシャルプランナー(FP)の資格を取り、障害者の特性に基づいた金銭管理を当事者と考え始めました。FPとは収入と支出のバランスを分析し、夢や実現したいことがいつ叶うのか経済的な視点で考えるお金の専門家です。同氏はこの資格取得後は、親の会や施設を回り、金銭教育の普及にも力をいれています。

 この日のペアレントスクールの参加者は122名でした。親の目線からと本人の目線からのそれぞれのお話は、時には重くなりがちな内容も笑顔と親しみやすい関西弁とで、会場を和やかにしてくれました。親の目線からは、親亡きあとに残された家族、本人が戸惑わないように、今なすべことや、向き合うべきことを学びました。本人の目線からは、実際に鹿野氏が携わった事例を紹介し、本人の夢の実現にむけたお金のやりくりをわかりやすく話してくれました。

 最後に、子どもの自立を考えるために親亡き後の生活を意識し、親に万が一のことがあっても大丈夫なように、信頼できる誰かとしっかりつながるとともに、自立できる場所をみつけておき、本人の体験を積むことが大切なことを話しました。「お金は使うことで幸せと交換できます。先の見通しを持って安全に暮らしてください」と言われたのが心に残りました。参加者ひとりひとりがあらためて親亡き後のお金について考える機会となった講演でした。

 

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講師の鹿野佐代子さん

 

 

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多目的ホールを埋めた参加者

 

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わいわい広場~27年度活動報告

 

わいわい広場~27年度の活動報告

 

 北九州市手をつなぐ育成会では、本人の交流の場づくりの活動を「わいわい広場」の名称で年間10回開きました。月によって日にちの変更はありますが、原則最終土曜日の13時30分から15時30分を活動の時間にしています。

 活動を支えるのはサポーター(現・元教職員)3名と、スタッフ(親の会の役員)数名です。27年度は本人延べ159名が参加しました。

 活動内容は次の通りです。

 

第17回 5月30日    カラオケ、年間計画の話し合い

第18回 6月27日    室内ゲーム(フルーツバスケット・ボウリング

             輪投げ・ゲートボール)

第19回 7月11日    トランプ、8月外出の事前話し合い

第20回 8月22日    「いのちのたび博物館」へ外出

第21回 9月26日    ギターのミニコンサート鑑賞(第一弾

第22回10月31日    11月外出の事前話し合い、カラオケ

第23回11月28日    「ランチを食べに行こう」野の葡萄へ外出

第24回12月19日    プレゼントの買い物、ゲーム、プレゼント交換

第25回  2月27日    イントロ当てクイズ、室内ゲーム

第26回 3月19日    ギターのミニコンサート鑑賞(第二弾!!

 

  28年度は下記のような日程です

   5/28 6/25  7/30  8/20  9/24  10/22  11/26  12/17  2/25  3/25

  時間場所は共通

   13時30分~15時30分・ウエル戸畑7階 連絡大事務室

   (5/28はボウリングに出かける予定になっていますので、時間と場所が変わります。

    詳しくは育成会事務局へお問い合わせください。)

 

  「わいわい広場」は親の集う場所でもあり、つらい事や楽しい話など日常の事を語り合い、

  時には役立つ情報も聞くことができます。

  新しい仲間から新しい企画が聞けることを楽しみにお待ちしています。

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「いのちのたび博物館」 恐竜展示コーナー前で記念撮影

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踊って応援したカラオケ

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一緒に歌ったギターのミニコンサート

 

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総合療育センター西部分所開所式

北九州市/療育センターの西部分所が開所

 

 北九州市立総合療育センター西部分所の開所式が3月30日、八幡西区の分所内で行われた。本センターのある小倉南区と西部地区(八幡西区、若松区など)とが遠距離なため、利用者や家族等から分所の開所が強く求められていた。開所式では北橋健治市長が、「これを機に療育センターの再整備を本格化させ、障害児の療育を万全にしていきたい」と挨拶した後、北原守・障害福祉団体連絡協議会長(育成会会長)が「念願がかなってよかった。職員と市民とが力を合わせ他にない療育センターにしてほしい」と来賓の挨拶を行った。

 医療、福祉、教育等が連携して障害児者の療育を行う同センターは、日本の草分け的な施設として昭和53年に開所され、今日では小児科、内科、精神科など12科目の外来診療と、100床の入所・入院施設、さらには95人の通所施設を持つ一大センターへと発展している。また、平成30年度までの再整備計画では、本体施設を近隣の市有地に移転して全面的な機能強化を図るほか、今回の西部分所の開所や育成会等も要求してきた婦人科の新設などが盛り込まれている。

 開所した西部分所は、旧西部障害者福祉会館を全面改修したもので、初診を除く外来診療のほか、理学療法をはじめとするリハビリの提供や知的障害や発達障害児の通園支援を行う。また、利用者の利便性や安全性の観点から医療機器の整備や防災システムの整備等にも力を入れている。

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テープカットに臨む北原会長(右から3人目)

 

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