育成会について

平成25年度ペアレントスクール

いつかすべての人が子どもから大人になっていく

3月11日(火)、ウエルとばた多目的ホールにてペアレントスクールを開催しました。今回は、シャルマ直美さん(福岡県臨床心理士会)を講師にお迎えして『知的に障害のある人の思いを聞き取るために』をテーマにお話ししていただきました。シャルマさんは、教員や海外での教育活動を経て法人育成会でも9年間、お勤めされていました。現在は、スクールカウンセラーや北九州市教育委員会の教育委員をされています。その様々な経験の中から、学んだことを保護者である私たちの気持ちに寄り添うように話してくださいました。

まず、いつかすべての人が子どもから大人になっていくということを心にとめながら年齢に合わせた支援を行うこと。大事なことは、最初に本人に伝えること。さらに、呼び方(あるいは、呼ばれ方)によって関係性が変わったり役割の意識も変わってくるということを考える中で障害のある我が子をどう呼ぶのがいいのか。また、生活の質を向上させることや社会とのつながりの大切さも話されました。そのことを踏まえた上で『共感的理解』=(相手の立場に立って物事を考えたり心情を思いやったりする)や『受容』=(いったん受け入れる)すること。なぜなら受容してもらったことで元気になり次へステップアップすることができるから。そして、傾聴(文字通り十の耳と目と心で聴く)されることで心がすっきりして尊重されていると感じ自分のできることをしようとする力を引き出すことができると結ばれました。

今回のペアレントスクールは、だんだんと大人になっていく我が子との日常の関わりを見つめ直すいい機会となりました。

 

P1010246無題

 

カテゴリー:活動報告

教育と福祉の連携がスタート

無題教育と福祉の連携がスタート

 

 平成26年3月14日、北九州市教育委員会と北九州市手をつなぐ育成会による初の「教育と福祉の交流委員会」が行われました。双方の理解を深めるとともに、「共生社会」の実現に向けた協力関係について話し合いました。教育委員会からは、教育長をはじめ、市内特別支援学校校長らが、育成会からは、親の会、法人の執行部が出席しました。今後も継続して開催される予定です。

 

カテゴリー:活動報告

このページのトップへ