育成会について

高齢者施設の看取り介護で学習会

育成会/高齢者施設の看取り介護で学習会

 

 育成会(親の会)は2月9日、高齢者施設における「看取り介護」の現状について学習した。障害者施設においても利用者の高齢化が進み、死に臨む際の看取りの問題が現実化していることを受けたもので、この日は開設以来500人からの看取りの経験を持つ老人施設「聖ヨゼフの園」の西馬場美紀子・主任看護師を講師に招いた。

 看取り介護は洗練された老人施設でも取り組みづらい課題とされており、”終の棲家”とされる特別養護老人ホームでも、実際に行っているところは4割程度といわれている。その主な理由としては、看取りには医師の立ち合いが不可欠だが、特別養護老人ホームでも医師・看護師の常時配置が困難なことや、人の死を職業として受け入れるための職員の教育が進んでいないことなどが上げられるという。

 学習会で西馬場看護師は、同園における看取り介護の指針、基本的姿勢、介護での注意事項、具体的事例等について話を進めた。この中で同看護師は、看取りは人の尊厳を尊重する介護の本質だとした上で、入所時から看取りに向けた介護は始まっており、日ごろから利用者との関係を密にしておくこと、また、介護の面では最後まで安全に口から食べられるような工夫や、身体に傷をつくらないための予防対策が必要なことなどを強調した。

 看取りの具体的な事例では、末期がんの患者が病院での治療を中止し、同園での看取りを希望して入所したことや、最近は104歳の女性が家族や職員に見守られながら永眠したことが報告された。

 参加者からは、看取りに欠かせない施設と医療機関との連携等について質問があった。 

 

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「ウエルとばた84会議室」で行われた学習会

 

カテゴリー:その他

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